2015年2月3日火曜日

アメリカの空、駆け抜ける夏の記憶。




ジャズ・ベーシストのマーク・ジョンソンのアルバム「The Sound Of Sumer
Running」の日本盤の帯に書いてあるコピーだ。


「アメリカの空、駆け抜ける夏の記憶」


パット・メセニー、ビル・フリーゼルの二大ギタリストが共演している。
全体的にはパット・メセニーの初期の作品を彷彿させるような、抜け感のある
爽やかなサウンド。
そこにビル・フリーゼルのちょっと土臭い枯れたギターがからむ。

ドラムはロン・カーターとの共演でも知られるジョーイ・バーロン。





アルバムの中で僕の一番のお気に入りは「Ding Dong Day」という曲。
リズムはベンチャーズやゴーゴーズにも通ずるような明るく元気な8ビート。

が、単純にそれだけでは終わらない。
曲の後半から不意打ちを食らわせるように何度も転調して行くのだ。

ふつうはヴァースの変わり目に転調するものだが、この曲は小節の真ん中とか
とんでもない所でどんどんキーが上がる。
(かなり高度な演奏テクニックが要るはずだ)

聴いてるとあれ?と足元をすくわれたような不思議な感覚を何度も味わう。
それがまた快感でもあったりして(笑)

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