2015年11月4日水曜日

花のような二人があの日から恋した。

突然ですがクイズです。

ベッツィ&クリスってどっちがベッツイでどっちがクリスなの?





クリスじゃない方がベッツィでベッツィじゃない方がクリス。
そーゆーガキみたいな答えはやめましょう(笑)


僕はいまだに分らない。知ってる方、教えてください。
最初はかわいい方がクリスで、大柄でややおばちゃんっぽくてギターを弾いて
いたのがベッツィだと思い込んでたけど、逆のような気がする。。。。違う?


ついでに言うと水戸黄門の助さん角さんも僕にはどっちがどっちか分らない。
シモンズだったら分るんだけどなあ。

ま、いっか。二人の区別がつかないまま話を進めます(笑)



ベッツィ&クリスはデビュー曲「白い色は恋人の色」(1969)を大ヒットさせた
ハワイ州出身のベッツィとアイダホ州出身のクリスによるフォークデュオ。

透明感のある柔らかく美しいハーモニーと外国人の女性がていねいに歌う日本語
が健気で印象的だった。
むしろ外国人だからこそ言葉を一つずつ発音していたのかもしれない。


かつて加藤和彦が「日本語の歌詞を英語みたいに崩して歌うのは大嫌い」と
言っていたことがある。
せっかく美しい言葉なんだからしっかり美しく歌ってほしい。同感だ。

北山修の素直な詩と加藤和彦の美しいメロディーを外国人女性がていねいな発音
で歌うのは、もしかしたらその辺の意図もあったのかもしれない。
それはともかくベッツィ&クリスの成功は加藤和彦あってこそだと思う。




        ↑ジャケット写真をクリックするとYouTubeで聴けます。




余談ではあるが、昔FM東京で放送していた「小室等の音楽夜話」という月〜金夜
の帯番組に関わったことがある。
番組何回目だったかの記念で今までのゲストを呼んでライブをやることになった。
場所は三軒茶屋にある昭和女子大の人見記念講堂。
クラシックのホールでポッピュラー音楽での使用許可は初めてだったらしい。


そのオープニングが加藤和彦だった。
ハンチングを小粋に被り加藤和彦はスタスタと現れて、ボサノヴァ・アレンジの
「白い色は恋人の色」をD-45一本で弾き語りで披露した。

PUではなくマイクで拾ったD-45の生鳴りの凄さと加藤和彦のよく通るきれいな声、
アレンジの上手さに圧倒され、その後の出演者のことは全く憶えていない。
加藤和彦の手元を見ていたが、Cmaj7→Dm7で「恋人の色〜♪」の所はDm7(♭5)
→G7でCmaj7に戻るというコード進行だった。

これを聴いて改めてこの曲の素晴らしさに感動したものである。
その後も加藤和彦がセルフカバーしているのをテレビで何度か見たが、ボサノヴァ
・アレンジの「白い色は恋人の色」はあの時が最初で最後だった。



「白い色は恋人の色」は名曲中の名曲である。
同じく北山修・加藤和彦コンビによる2枚目のシングル曲「花のように」も地味
ながらとても素敵な曲だと僕は思う。
より繊細で、儚げな感じで。そこに惹かれるのかもしれない。




        ↑ジャケット写真をクリックするとYouTubeで聴けます。

6 件のコメント:

  1. ついつい口ずさんでしまう柔らかなハモリのきれいな歌ですよね。
    誰でもメロディーを覚えられるところが、昔の歌のいいところです。
    調べてみましたら、

    ベッツィ (エリザベス・ヴァージニア・ワーグナー Elizabeth Virginia Wagner)ボーカル 1952年9月4日生まれ
    クリス (クリスティーン・アン・ロルセス Christine Anne Rolseth)ボーカル、ギター 1952年6月25日生まれ

    だそうですよ。
    写真でギターを弾いている背の高い方がクリスになります。
    私も、イメージで背の低い人はクリスだという感じがしていましたが逆でしたね。
    ちなみに、私と同じ年でした(笑)

    私は、男声としかバンドの経験がありませんが、女声とのハモリもしてみたいと思います。
    この前、You Tubeでみつけた女声のStoryにハモリを付けた時、楽しかったので。

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    1. >Mary Ppmさん

      この時代の日本のフォークってきれいな曲が多いですよね。
      今朝歩いててふと、人は誰もただ一人旅に出て〜♪というメロディーを
      口ずさんで、はて?何って曲だったっけ?と思いました。
      はしだのりひことシューベルツの「風」ですね。
      曲ははしだのりひこ、詩は北山修です。
      2番のプラタナスの散る音に振りかえる♪の歌詞が好きでした。

      やっぱり小柄な子の方がベッツィでしたか。
      長年、逆だと思い違いしてました。
      ベッツィはいい感じで歳をとっていますね。
      娘さんとデュエットしたり今でも歌っています。
      https://www.youtube.com/watch?v=plCcSoqAX7g

      でも当時はスタッフ泣かせのわがままなクレーマーだったとか。
      面白いエピソードもあるのでできれば次回書きたいと思っています。

      女声の二声というのもきれいでしょうね。
      実はFields Of St.EtienneとWater Is Wideの次の企画はMary Ppmさん
      の一人二重唱はどうだろう?と勝手に考えてました。
      例えば、白い色は恋人の色〜恋人もいないのに〜赤い花白い花と
      それぞれ1ヴァースだけをメドレーにするんです。
      悪くないでしょ?(^_^)

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  2. はしだのりひことシューベルツの「風」は、高校時代の軽音楽同好会(当時は部として認められていない時代でした)の階段下の小さな部屋で歌っていた記憶があります。
    PP&Mカバーばかりだったバンドでしたが、たまには、この様な日本のフォークや「思い出のグリーングラス」、森山良子の「愛する人に歌わせないで」などほんの3曲、披露したことがあります。最後の曲など、反戦歌とはいえ、PP&Mの数ある曲を差し置いて、披露できる曲数がたった3曲で時間的に限られているのに、その中の1曲としてうちのポールさんが良く選曲したものだと思います。今から考えても信じられない選曲でした。

    ベッツィ親子のハモリ親子ですものきれいにハモリますよね。
    でも、若い声の清涼感はやっぱり素晴らしかったです。

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    1. >Mary Ppmさん

      「風」にはそんな思い出があるんですね!
      階段下の小さな部屋で練習って親密な感じでいいなあ。
      僕は中学生でラジオで英国ロックからグループサウンズやフォークまで
      いろいろな音楽を聴いてた時期なので、この曲も懐かしいです。

      1970年の大阪万博でメリー・ホプキンがコンサートをやったんです。
      TBSテレビで放送したのをカセットに録音して聴いてました。
      その時のナビゲーターがはしだのりひこで、メリー・ホプキンの前で
      ギターを弾きながら「風」を歌って聴かせてました。

      YouTubeで見てると次々懐かしい曲が表示されるので、つい見入っ
      ちゃって時間が経つのを忘れてしまいますねー。
      でもレコードの音源は最近レコード会社が神経質なので削除されてて、
      当時のテレビやライブの音源か誰かのカバーしかないです。
      だから代表曲ばかりです。
      カルメン・マキの「山羊にひかれて」が聴きたくなって探したけど
      ありませんでした。
      「時には」とカルメン・マキ&オズ時代の「私は風」はけっこう
      出てくるんですけど。

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  3. >女声の2声・・・・・・白い色は恋人の色〜恋人もいないのに〜赤い花白い花と
    それぞれ1ヴァースだけをメドレーにするんです。

    こんな風に考えてくださってありがとうございます。
    嬉しいです!
    まずは、目先のWater Is Wideをクリアしなくちゃいけませんね。

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    1. >Mary Ppmさん

      ご自分でも手軽にできますよ!

      YAMAHA POCKETRAK PR7は重ね録り機能付きです。
      MTRのような本格的なミキシングと違って、自分が弾いて歌った音源
      に簡単にハモリを入れる、ということが簡単にできちちゃいます。
      最初にギター伴奏だけ録音しておいてそれに歌を重ねることもオッケー。
      Mary Ppmさんのような歌の練習には便利なのでは?
      音も評判がいいです。デザインも⚪︎。
      ただ軽くて小さい分、液晶表示が一世代前で最初は慣れないかも。
      http://www.yamahaproaudio.com/japan/ja/products/recorders_players/pr7/features.jsp#1800187
      ヤマハだから割高ですが発売からだいぶ経って少しこなれてきたかな?
      http://kakaku.com/item/K0000492640/

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