「イムジン河」を日本語とハングル語で歌った。
イムジン河を渡って南に飛んでいく鳥を見て、なぜ南の故郷へ帰れないのか、
誰が祖国を分断したのか嘆き、故郷への想いを募らせる歌である。
曲の冒頭で、北山修はこう言っていた。
「イムジン河は朝鮮半島の国境を流れる川で北と南を二つに分断しています。
しかし今日(こんにち)、イムジン河は日本と朝鮮半島の間にも存在します。
世界のどこにでも。私たち一人一人の間にも。」
余談だが、YouTubeの動画で加藤和彦が弾いてるのはMartin 00-28G。
Martin では珍しいガット弦(ナイロン弦)用ギターである。
この頃既に加藤氏がこんなマニアックなギターを持っていたことに驚く。
00-28Gはクラシックギターとしての豊かな鳴りは期待できないが、歌伴や
フォークには向いてると思う。
何よりも14フレットジョイントのフラットトップ00-18のボディーにガット
弦というスタイルがいい。
00-28Gは1938年から1962年まで1531本制作されている。
1962〜1969年はひょうたん型の00-28C、1969年以降はクラシックギター
のデザインに近いN-20(ウイィリー・ネルソンで有名)に継承された。
(写真:左から00-28G、00-28C、N-20)