2023年7月21日金曜日

「夏こそロックTシャツ!」と言いたい。

 いやー、それにしても暑い。暑い、暑いっ!
この国は温帯モンスーン気候から亜熱帯気候に変わったのだろうか。

夏はTシャツ1枚で過ごすことが多い。
それだけにグラフィックTシャツは趣味=ロックで遊びたい。
さりげなく、控えめに。

個人的にはアビイロードのジャケットをプリントしたTシャツとか、
誰が見ても分かるようなものはちょっと苦手かな。
分かる人にしか分からない、くらい捻りが効いてるのが好きだ。



たとえば、この「Revolution No.9」とか。
20年くらい前に原宿のビートルズ専門店「GET BACK」で買ったもの。
オフィシャル製品。地のTシャツはAlstyle Apparel  & Active Wear製。
ヘビーウェイトのリングスパン・コットン。




あえて古着のように褪色したロゴ、袖や背面にも配された☆がいい。
生地は薄めでUネック、7分袖。裾裏のオレンジのステッチも凝ってる。
オフィシャル製品で斉藤和義×BIGI。2010年か2011年だったと思う。




このポンド・マークは何なの?と思われる方も多いだろう。
EMI傘下のパーラフォン・レーベルのロゴだ。
ビートルズがデビューから1968年アップル社設立まで在籍してた。
英国盤を買ってた人にとっては思い入れのあるマークだと思う。




グレッチといえば、チェット・アトキンス、カール・パーキンス、ジョ
ージ・ハリソンらが愛用したギターが有名である。
が、ドラムセットのメーカーでもある。
アート・ブレイキー、エルヴィン・ジョーンズ、などのジャズドラマー、
ジャズ畑出身のメル・テイラー、チャーリー・ワッツも愛用してた。
僕はこのグレッチのドラム・ロゴが好きだ。




半欠けのタイポグラフィ。ピンクフロイドと読みにくい点がいい。
そもそもピンクフロイドはロゴが一定してない。作品ごとに違う。
では、このタイポグラフィはいつ?どのアルバムで使ったのか?



2014年発表の最後のアルバム「The Endless River(邦題:永遠)」
裏ジャケットにこの半欠け文字でPINK FLOYDと記されていた。




2008年に死去したリック・ライトが残したセッション音源に
デイヴ・ギルモアとフィル・マンザネラ (ロキシー・ミュージック)、
ユース (キリング・ジョーク)、が音を重ねたインストゥルメンタル。
ニック・メイスンは参加してるが、ロジャー・ウォーターズは不在だ
し、ピンクフロイドの作品というにはいささか難があると思う。






ピンクフロイドの「Atom Heart Mother(原子心母)」のジャケット
から牛さんだけ切り取ってモノクロのアップにしたデザイン。
ちなみに世界一有名なこの牛はルルベルIII世という名前だそうだ。




グレイトフル・デッドのファンではないが、アートワークは好きだ。
トレードマークにもなっているマーチング・ベア(ダンシング・ベア
と紹介されてることが多いが行進してる)が掠れた色合いで、グレー
と白のタイダイの地によく合ってる。(Abercrombie&Fitch製)
知らない人はアニメ好きの老人と思うかも。だから外では着ない(笑)




これもグレイトフル・デッドのライヴ盤「Skull & Roses」に使用さ
れたデザインで、彼らのアイコンの一つとなっている。
掠れた色合いが、強すぎるインパクトを中和してくれている。
(Abercrombie&Fitch製)
近年、上述のクマといいこのスカルといい、いろいろなブランド、
ショップがこデッドのアートワークを取り入れている。
音楽を聴いたことはないけど、グレイトフル・デッドの名前だけは
知ってる、という人も多そうだ。




以前も紹介したが、ニルヴァーナのカート・コバーンが生前好んで
着ていたダニエル・ジョンストンの不思議なイラストのTシャツ。
これは人気らしくコピー商品が出回っている。
が、文字の位置、宇宙人?の大きさ、線の太さなどビミョーに違う。
これはロックTシャツで定評があるアメリカのWORN FREE社製。
みごとにいい具合に再現している。
カート・コバーンが着てたTシャツは半袖ではなく長袖だった。




同じくWORN FREE社製カート・コバーンのレプリカTシャツ。
Sound Magazineというアメリカの音楽誌(廃刊)のロゴである。
(カート・コバーンが着てたのはスウェット・シャツだったが)

スノーマンのメンバーがよく似たデザインのTシャツ着ている。
セントマイケルというブランドだそうだ。


オマージュかパロディーなのだろう。
Sound Magazine自体が既に廃刊で商標的にも問題ないはずだ。
スノーマンのファンはセントマイケルが本物で、
Sound Magazine
のレプリカがそれをパクってる?と思うかもしれないね。




デュラン・デュランもよく聴いたな。武道館に見に行ったし。
これは1984年の全米ツアー・Tシャツのレプリカ。
アルバム「Seven And The Ragged Tiger」をモチーフとしている。
背面にはツアーの日程と会場が記されている。
ベージュ地でソフトな色使い。生地も柔らかく着心地がいい。
(Abercrombie&Fitch製)




ツェッペリンの1975年全米ツアー・Tシャツのレプリカ。
ちょっと気後れしたが、実物はスワン・レーベルもバンド名も
どぎつくなく、きれいな配色だった。(Hollister製)
ネル・シャツの下に着ることが多い。




ぎょえー!やっちゃいましたね。ベタすぎる?
ストーンズの1978年全米ツアー・Tシャツのレプリカ。
実物は掠れた黒地に、赤や青も掠れた感じでなかなかいい。
妻が着てます。



さて、最後にご紹介するのはバンドTシャツではないが。
2019年にDIESELが販売したTシャツである。
粗いタッチで描かれたエレキギターを持つ狼(らしい)。
イエィ!ロックだぜぃっ!って感じしませんか?



黒地に白、赤地に黒があって僕は後者を買った。
(着用モデルは筆者ではありません)