あの日のあの曲。お気に入りのアルバム。いろいろな音楽にまつわるエピソードや思い出を、ジャンルを問わず徒然なるままに書きつづります。(ブログのタイトルは故大瀧詠一氏へのトリビュートの意味をこめてつけました)
2014年11月17日月曜日
もう一枚の木綿のハンカチーフ。
「木綿のハンカチーフ」といえば太田裕美の代表曲だ。
この曲で、太田裕美=「都会に旅立つ彼を待つ田舎の純情な女の子」という
イメージができあがったのではないだろうか。
でも彼女は荒川区の生まれで春日部育ちだ。
けっこう酒豪らしい。
あ、荒川の酒豪の女の子が純情じゃないとか言ってるんじゃーないですよ(笑)
でも曲のイメージとギャップはありますよね?
ところでこの曲に別テイクがあるのをご存知だろうか。
「心が風邪をひいた日」というアルバムに収録された「木綿のハンカチーフ」
はラジオでよくかかっていたシングル盤とはアレンジが違うのだ。
1)イントロとオブリが12弦エレキではない。弾いてるリフも違う。
2)全体にあっさりしている
3)太田裕美の歌い方もあっさり。シングルほど情感がこもっていない
4)エンディングがおおげさでやや強引
5)イントロのストリングスの駆け上がりフレーズがない
6)シングルで随所に入る木管楽器のオブリがない
7)シングルの方がベースの音数が多くウォーキングベースになっている
↓アルバム・ヴァージョン(写真をクリックすると試聴できます)
どっちがいいかというとやはり慣れ親しんだシングルの方に軍配が上がる。
このテイクの12弦エレキのリフは絶品だと思う。
↓シングル・ヴァージョン(写真をクリックすると試聴できます)
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2 件のコメント:
大学を卒業して、歯科医院で働いていたころよく歌っていました。
シングル・ヴァージョンの方が、要所要所で抜いて息を多く歌っているので、
情感を込めやすいのでしょね。
私の課題でもあります(笑)
このころの曲は、若かったせいもあるのでしょうが、
そのまま自然に気持ちや体に入って来てような気がします。
>Mary Ppmさん
この曲が流行ってた頃、僕は学生でした。
都会の生活が面白くてどんどん変わって行く自分、変わらずに待って
いてくれた彼女というのはちょっと分ります。
でも「待っている女」って演歌っぽくないですか?
今聴くと、男の目線の歌詞だなあと思います。
曲は爽やかですけどね。
シングル・ヴァージョンの方が舌ったらずの甘い歌い方ですね。
そこが太田裕美の持ち味でもあります。
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