これぞバート・バカラック!と思わせるしっとり美しいバラードだ。
1967年にダスティ・スプリングフィールドが歌いヒットさせたが、
僕はダイアナ・クラールのカバー(2002年)の方がずっと好きだ。
彼女の低い艶っぽい声質。落ちついた情感のこもった歌い方。
そして転がるような単音のピアノの間奏。
雨の日に聴きたくなる。
歌詞はハル・デヴィット。
「The Look of Love」の邦題は「恋の面影」だがしっくり来ない。
「恋の気配」か「恋の予兆」みたいなニュアンスだろうか。
The look of love is in your eyes A look your smile can’t disguise
The look of love is saying so much more than just words could ever say
And what my heart has heard, well it takes my breath away
恋の兆しがあなたの瞳に表れているわ 微笑みで隠そうとしても無理よ
言葉で伝えられないくらい多くのことを語っているもの
私の心にそれが聞こえるの、そうよ、私の息は止まりそう
(拙訳:イエロードッグ)
2 件のコメント:
こんにちは。
正直なところこの辺の音楽はあまり詳しく知らないのですが、こういう大人が
聞ける音楽は好きです。
ただ騒々しい、メロが良く分からないという音楽が多い中で、こうした
歌は稀少になってきましたね。
私はもっと昔のナット・キング・コールとか、マンシーニ/マーサーの時代の
音楽がたまらなく好きですが、大人が聞けるグレードの音楽がもっと
増えて欲しいと思ってます。
ご存知のように私はギター大好き人間ですが、ヴォーカルはもっと
好きかもしれません。
>proviaさん
ジャズにしてもソウルにしても、どうだ、上手いだろうとばかりに
張り上げる熱唱型のボーカルは苦手なんです。
ダイアナ・クラールは抑えた歌い方なのがいいです。
僕もボーカルは最高の楽器だと思います。
その分、好き嫌いがはっきり別れます。
特に女性ボーカルは僕の好みの声、歌い方の人は少ないです。
大雑把に言うと、R&B、ソウル系の脂っこい歌い方が苦手で、
カントリー、フォーク系の人が好きです。
あとブライアン・イーノやデヴィッド・バーンのようにインストは
好きだけど歌ものはパス、というアーティストもいます(笑)
あくまでも個人的には、ですけど。
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