2019年9月21日土曜日

2019リミックス直前、アビイ・ロードの7つの事実<後篇>


3. 新曲は8曲だけ。他の9曲は以前のセッションで既に演奏していた。


が新曲。

カム・トゥゲザー 
サムシング  
マックスウェルズ・シルヴァー・ハンマー 
オー!ダーリン 
オクトパス・ガーデン 
アイ・ウォント・ユー 
ヒア・カムズ・ザ・サン 
ビコーズ 
ユー・ネヴァー・ギヴ・ミー・ユア・マネー 
サン・キング 
ミーン・ミスター・マスタード 
ポリシーン・パン 
シー・ケイム・イン・スルー・ザ・バスルーム・ウィンドー
ゴールデン・スランバー 
キャリー・ザット・ウェイト 
ジ・エンド 
ハー・マジェスティ 


サムシングはホワイト・アルバム録音中ジョージが披露(1)している。

マックスウェルズ〜、オー!ダーリン、オクトパス・ガーデン、サン・キング、
アイ・ウォント・ユー、ミーン・ミスター・マスタード、シー・ケイム・イン・
スルー〜はゲット・バック・セッションで演奏されていたが多くは未完成。






サン・キングは1月2日のセッション初日、ジョンがドノヴァン直伝のスリーフ
ィンガーでF#m7→E6を繰り返し弾いているが、まだ手探り状態。
Quando para mucho〜のなんちゃってスペイン語の歌も付いていない。


アイ・ウォント・ユーは1月30日の屋上コンサートでテープリールを交換して
いる間に、ジョンがI want you〜のリフの部分を弾いているのが聴ける。

この曲は2月22日トライデント・スタジオでベーシック・トラックを録音。
(この時点ではアビイ・ロード構想はなくゲット・バック・セッションの延長)
ビリー・プレストンも再び参加している。
この日に録音したトラックは後半部(She’s so heavy〜)に使用された。





ミーン・ミスター・マスタード、ポリシーン・パンはホワイト・アルバム録音
前にジョージ宅に集まって録音したイーシャー・デモで聴くことができる。






4. ジョン不在または不参加の曲が多い。


カム・トゥゲザー 
サムシング (ジョンが何を弾いているか不明)
マックスウェルズ・シルヴァー・ハンマー →ジョン不参加
オー!ダーリン 
オクトパス・ガーデン
アイ・ウォント・ユー 
ヒア・カムズ・ザ・サン →ジョン不在
ビコーズ  
ユー・ネヴァー・ギヴ・ミー・ユア・マネー →ジョン不在
サン・キング 
ミーン・ミスター・マスタード 
ポリシーン・パン 
シー・ケイム・イン・スルー・ザ・バスルーム・ウィンドー
ゴールデン・スランバー →ジョン不在
キャリー・ザット・ウェイト →ジョン不在
ジ・エンド →
ハー・マジェスティ (ポール単独)

★はジョンの曲。

自分の曲以外でジョンが参加しているのは3〜5曲
確実にジョンの演奏または声が確認できるのは以下の3曲だけである。

オクトパス・ガーデン(スリーフィンガーのギターとコーラス)
シー・ケイム・イン・スルー〜(12弦ギター、コーラス)
ジ・エンド(3人で回すギター・ソロ、コーラス)



サムシングの録音でエピフォン・カジノを弾いたという記録があるが、そのトラ
ックは消されたのだろう。
リズムギターはジョージがレズリーの回転スピーカーを通して弾いたテレキャス
ター)だし、イントロ〜見事なギター・ソロはもちろんジョージ本人である。

後半のオーヴァーダブ作業にもジョンは参加していない。
もしかしたらオルガン(簡単なコード)はジョンかもしれないが。






オー!ダーリンの録音開始の4月20日、ジョンはスタジオにいたかもしれない。
公開されたテイク4の52”辺りでジョンのYea!という声が聴こえる。

ポールがピアノを弾きながらガイド・ボーカル、ジョンがベースを弾いたという
記述もあるが。。。。いやいや、ジョンにはあんなベース弾けないでしょ。
弾いてたとしても、そのトラックを消してポールがベースを上書きしたはず(笑)


またジョンがピアノ、ポールがベースという説もある。
こっちの方が可能性はある。比較的シンプルなコードを弾いているので。

ただ2回目のサビの前からの叩きつける弾き方、7thを入れたり高い鍵盤に移る
技はやはりポールだろう。
この曲はファッツ・ドミノ+リトル・リチャードだもん(^^v)

ベーシック・トラックのテイク4で薄く入るオルガンがジョンだと思う。
しかし、そのオルガンは後に削除された。


8月11日のコーラス追加はジョンとジョージだと思う。
ジョンはこの頃アンチ・ポールだが、この曲はお気に入りらしく後に「自分なら
もっと上手く歌えた」と発言している。いやいや、言い過ぎでしょ!


1月27日のゲット・セッションでのこの曲はジョンがポールにハモっている。
最後にジョンはヨーコの離婚が成立したことに触れ I’m free〜♪ と歌い出す。
(このテイクはアンソロジー3に収録された




↑カム・トゥゲザーのテイク5が公式にYouTubeにアップされています。

とにかく基本、自分の曲だけやりたい。それがジョンなのだ。
ポールの曲は嫌、ジョージの曲は興味なし、リンゴはいい奴だから協力する。

アビイ・ロード録音中の写真をいろいろ探したが、ジョンが写っているのが
なかなか見つからなかった。ほとんど他の3人の写真だ。



とはいえ、カム・トゥゲザー、アイ・ウォント・ユーという凄みのあるロック、
正反対にため息が出るくらい美しいビコーズは、さすがジョン!である。
B面メドレーで3曲提供しているし、ジ・エンドでは暴力的なソロを聴かせている。

アビイ・ロードはポール中心の作品と言う人も多いが、ジョンの存在感は大きい。
ジョンの攻撃的な面、それとは逆の美しい静的な世界観がなかったら、このアル
バムは名作にはならなかったと思う。



5. ジョージの貢献度が大。





ギターやコーラスでジョン不在を補い、ポールがピアノを弾く時はフェンダーの
ジャズ・ベースや6弦ベースを弾く、とジョージは大活躍だった。


そしてジョージの代表曲とも言えるサムシング、ヒア・カムズ・ザ・サンという
名曲でこのアルバムを飾っている。
ジョン、ポールに引けを取らないソングライターに成長(2)した言える。


サムシングのギター・ソロ(3)も円熟味があって素晴らしい。
演奏の面でも充実していて、この時期のジョージは自信もあったようだ。

ポールからいつもの「あーした方がこーした方が」という指摘を受けても「いや、
これでいいんだ」と譲らなかったらしい。(ジェフ・エメリック談)






6. 初めてモーグ・シンセサイザーが使用された。


アビイ・ロードでは「新しい音」が加えられた。
シタールの次にジョージがビートルズに持ち込んだのは当時、最新だったモーグ・
シンセサイザーである。(モーグ・シンセサイザーについてはこちらを参照)




アビイ・ロードでは絶妙な使い方をしている。
(こういうのはやり過ぎないことが大事)

マックス・ウェルズ・シルヴァー・ハンマー → 間奏、後半で入るメロディー
アイ・ウォント・ユー→ 後半のリフの繰り返しと轟音
ヒア・カムズ・ザ・サン→ イントロ後のヒュ〜、Sun sun sun…の変拍子部
ビコーズ→ 間奏
ミーン・ミスター・マスタード→ ベースとユニゾン
オールド・ブラウン・シュー→ベースとユニゾン(シンセ・ベースの先駆け)



7. 壮大なメドレーという新しい試み。

曲をつなげてアルバム全体に意味性を持たせる、という試みは既にサージェント・
ペパーズで成功し、コンセプト・アルバムの先駆けとなった。

ポールは今回は意味性やストーリー性よりも、複数の曲を音的に連続性を持たせて
壮大なメドレーにすることを重視。
ジョージ・マーティンもこのアイディアに賛同した。







7月1日、ユー・ネヴァー〜のバッキング・トラックに一人でボーカル録音をした
日辺りから、ポールはメドレーの構想を描いていたのではないかと思う。



翌2日〜4日に3人で(ジョンは交通事故で入院中)ゴールデン・スランバー〜
キャリー・ザット・ウェイトを録音しているが、この2曲は最初から続けて演奏
されている。
2019リミックスのアウトテイクでは2曲続けてのテイク1〜3が聴ける。


ジョン抜きの3人が「Boy, you're gonna carry that weight a long time(
やれやれ、君はこれからずっと重荷を背負って行くんだね」と歌っているのは
意味深。重荷とはあの人のことでしょうか。。。。






もう一度力を合わせてアルバムを作ることに同意したものの、ジョンは自分の曲
以外には非協力的で、上述のように不参加(入院もあった)の曲が多い。


アンチ・ポールの姿勢は変わらず、自分の曲とポールの曲は続けて入れるなとか、
A面をすべて自分の曲、B面はポールの曲と分けろと言いたい放題。協調性ゼロ。
メドレーにも反対していた。

しかしポールが「メドレーを完成させるのに数曲足りない、何かないか?」と
協力を求めると、「そうだな、何曲かある」とジョンの態度も軟化。




サン・キングとミーン・ミスター・マスタードは最初から2曲続けて録音された。
今回アウトテイクとして収録されるテイク20もやはり続けて演奏されている。

サン・キングは半年前はまだ部分的で歌メロも歌詞もできていなかったが、
ジョンは美しい曲に書き上げ、4人の演奏力で美しい作品に仕上った。

Quando para mucho〜のスペイン語とイタリア語を混ぜたような意味不明の
歌詞はジョンならでは。ジョン、ポール、ジョージの3人がハモると美しい。






ミーン・ミスター・マスタードは前年のイーシャー・デモで聴くことができる。
ゲット・バック・セッションでも演奏されたが、うまく形にならなかった。

曲中でミスター・マスタードの妹シャーリーがパンに変更されたのは、メドレー
の次の曲、ポリシーン・パンとの関連性を持たせるためだった。

そのポリシーン・パンもイーシャー・デモで披露しているが、これもミーン・
ミスター・マスタードと同様、独立した1曲としては物足りない。


しかしメドレーではこの2曲が異色でいい味付けになっている。
作曲時はそんなつもりはなかったのに、前後のポール曲との相性、連動もよく
いい流れができているから不思議だ。
こういうところがビートルズのすごい所なんだね。


ポリシーン・パンとシー・ケイム・イン・スルー〜も2曲続けて録音された。
今回アウトテイクとして収録されるテイク27も2曲続けての演奏である。

ビートルズは2日間でメドレーの4曲のベーシック・トラックを完成させている。
やっぱり4人が結束すると早いし、いい仕事をするなー。






ジ・エンドは当初からメドレーの最後をしめくくる曲という認識だったようで、
7月23日の録音開始時の仮タイトルが「Ending」になっている。
この時点ではギターソロ、ボーカル部分がなく尺も1分12秒足らずだった。


Love you….の後の部分に何を入れるか協議になり、ジョージはギター・ソロ
を提案したが、ジョンが3人でギター・ソロを回すことを思いつく。
ジョンはトップ・バッターに名乗りを上げ、ポールは最後がいいと主張。
否応無しにジョージが真ん中ということで決定。

8月7日テイク7に3人のギター・ソロをオーバーダブ。
ジェフ・エメリックによると1テイクであのソロ回しを決めてしまったそうだ。






7月30日アルバムB面のメドレー全曲の仮編集の作業を行う。
この日からB面のメドレーをどうつなげていくかの試行錯誤が始まる。



ユー・ネヴァー・ギヴ・ミー〜サン・キングはウィンド・チャイムの後クロス・
フェイドでつなげようと試みたが、オルガンを入れる案に変更。
最終的にポールが自宅で作ったコオロギの声などのSEでつなぐことになった。

キャリー・ザット・ウェイトでは途中で再びユー・ネヴァー・ギヴ・ミー〜
をリフレインさせる、というクラシックの手法も取り入れられた。
このデジャヴ感は聴いてる者に高揚感と組曲のドラマチック感を与える。


7月30日の仮編集では、ハー・マジェスティはミーン・ミスター・マスタード
ポリシーン・パンの間に収録されていた
今回のスーパー・デラックス・エディションでディスク3で聴くことができる。






プレイバックを聴いたポールはハー・マジェスティは省くようエンジニアに指示。
エンジニアがカットしたテープの処理を尋ねると、「捨てちゃえ」とポール。

「ビートルズに関してはどんな物も捨てるな」と上から言われていたエンジニア
は、編集テープの最後に20秒の無音部分を挟んで継ぎ足しておいた。

そのまま制作されたサンプルのラッカー盤を聴いたポールは、最後に予期せずに
聴こえてくるハー・マジェスティを面白がり残すことにした。


冒頭のジャ〜ンはミーン・ミスター・マスタードの最後のコード音だったのだ。
(Such a dirty old man... (E→C→B7)後のB→C→C#→D→A→Eの最後)

ハー・マジェスティもキーEで演奏される。(2フレットにカポでDを弾く)
最後が尻切れなのは次のコードがポリシーン・パンのイントロだからである。






ポールはアビイ・ロードで確立したメドレーの手法をビートルズ解散後、ウィン
グスでしばしば応用(4)している。




<まとめ>

アビイ・ロードを一言で表現するとしたら。。。。
僕はビートルズ史上最高のメロウ・アルバムなのではないか、と思う。

楽曲の完成度の高さ、アレンジ力、演奏力、ボーカル、すべてにおいて円熟の域
に達したビートルズを聴くことができる。
オーディオの面でも、最も豊かなサウンドを堪能できるアルバムと言っていい。


屋上コンサート、アビイ・ロードを聴くとまだまだバンドとしていい作品を作れる
力があったのに、と惜しい気がする。





<後日談>

別にもう1枚アルバムが制作されていたという都市伝説も生まれた。
いわゆるホット・アズ・サン・セッションである。

1969年2月~5月にセッションが行われ、アビイ・ロードと別に1枚アルバムを出す
予定だったが、全16曲が収録されたがマスターテープが盗難に遭う。
EMIとアップルが海外の盗難犯に巨額の金を払い取り戻したが、空港のX線検査機
によりテープの音源が消去されてしまったという。

ローリングストーン誌1969年9月号がスクープした記事で、この幻のアルバムは
ホット・アズ・サンと呼ばれている。
収録曲とされるているのは、ポールが後にソロで発表した3曲、ゲット・バック・
セッションで演奏したものの公式には未発表の曲、不明曲など。(5)

このアルバムのブートも出回った。デモ音源、贋作の寄せ集めで聴く価値なし。
現在では詳細なレコーディングデータが明らかになり、ジェフ・エメリックもポ
ールもホット・アズ・サンの存在を否定している。








しかし最近、アビイ・ロード完成後ジョン、ポール、ジョージ3人のミーティング
を録音したテープ(腸の検査で不在だったリンゴのためにジョンが録音しておいた)
の存在(6)が明らかになり、意外な事実が分かった。

ジョンがアビイ・ロードの次のアルバムの可能性について話しているのだ。
ジョンはビートルズを解散したがっていたが、契約の問題があるためマネージャー
のアラン・クレインから口外しないように言われてた、というのが定説だった。
この発言とは矛盾している。

まあ、ジョンは気まぐれで矛盾だらけの人だから(笑)





ジョージもビートルズから離れたがっていた。
ポールはバンドを存続させたかったけど、5月にマンチェスターのEMI本社にて
ゲット・バックのジャケット写真(デビュー・アルバムと同じアングル)を撮影中、
もう長くないんだなと思ったという。アビイ・ロード録音の直前だった。

リンゴはアビイ・ロード制作時は誰も口に出さないけど、全員これが最後のアル
バムになるという気持ちでやっていた、だから全力を出し切っていい作品ができ
たんだ、と語っている。


<脚注>


(1)ホワイト・アルバム録音中に披露したサムシング
1968年9月19日ピッギーズ録音中、ハープシコードをいじっていたジョージが
サムシングを弾きだした。
クリス・トーマスは美しい曲だと感心し、こっちを先にやろうと提案する。
ジョージは「いや、これはジャッキー・ロマックスにあげる。ピッギーズを仕上
げる」と譲らなかった。
ジャッキー・ロマックスにはサワ・ミルク・シーを提供し、サムシングはジョー
・コッカーが歌うことになった。


(2)ジョージのソングライターとしての成長
サムシングはイエスタデイの次に多くのアーティストにカヴァーされた作品だ。
フランク・シナトラはサムシングを「世界一美しい曲」と賞賛した。
後にシナトラはポールに作曲を依頼するが、サムシングはポールの曲と勘違い
していたらしい。
ポールがシナトラに提供したのは「スーイサイド」といういかにもシナトラが
歌いそうなスウィング・ナンバー。で、却下。
曲調が気に入らなかったのか、「自殺」というタイトルがまずかったのか?


(3)サムシングのギター・ソロ
スライド奏法か否か、よくファンの間で論議になるソロである。
ジェフ・エメリックはスライド奏法だったと証言しているが、ジョージ本人は
ビートルズでスライド奏法をやったことはないと言っている。



サムシングのギター・ソロはストリングスと一緒に録音された。
空きトラックが1つしか残っていなくて、一緒に入れるしかなかっという。
オーケストラの団員たちは時間がなく録り直しができない状態だったが、ジョー
ジは一発であのソロを決めたそうだ。


(4)ウィングスでのメドレー応用
・ラムのアンクル・アルバート〜ハルセイ提督
・レッド・ローズ・スピードウェイのメドレー4曲
・ヴィーナス・アンド・マース〜ロック・ショー、ヴィーナス〜(リプライズ)
・バック・トゥ・ジ・エッグのアフター・ザ・ボール〜ミリオン・マイルズ、
 冬のバラ〜ラヴ・アウェイク、ソー・グラッドの「今宵楽しく」リプライズ


(5)ホット・アズ・サン収録曲
Maxwell's Silver Hammer (Take 5) 
Don't Let Me Down (Re-Equalized) 
Hot As Sun ゲット・バック・セッションで演奏。ポールのソロアルバム収録。
Junk (Esher Demo) 後にポールのソロアルバムに収録。
Polythene Pam (Esher Demo)  
Octopus's Garden (Take 2)  
I Should Like To Live Up The Tree ゲット・バック・セッションでのインスト曲。
Zero Is Just Another Even Number ゲット・バック・セッションでのインスト曲。
What's The New Mary Jane? (Esher Demo) ジョン作。ホワイトでボツになった。 
Dirty Old Man ミーン・ミスター・マスタードの原題。
Proud As You Are ゲット・バック・セッション。ポールがIt’s just for youと歌う。
Watching Rainbows ゲット・バック・セッションでのジョンの曲。ディラン風?
Lullaby For A Lazy Day ジョンの曲とされるが贋作と思われる。
Suicide ポールがフランク・シナトラのために書いた曲。
Kind Of Girl 作者不明、詳細は不明。
Have You Heard The Word? ジョンの曲と言われるが贋作の可能性が高い。


(6)ジョン、ポール、ジョージ3人のミーティングを録音したテープ
ビートルズ研究家のマーク・ルイソンは英The Guardian紙にこのテープを公開。
メンバーが言い争う様が録音められている。





ジョンがアビイ・ロードの次のアルバムの可能性について話しているのが意外。
ジョンはレノン=マッカートニー名義についても触れ、個人でクレジットされる
べきだと主張している。
ポールはジョージの作曲能力を批判している。
「このアルバムまではジョージの曲はそこまで良くないと思ってた」と語っている。
ジョージ「それは趣味の問題だ。時間を経てみんなも僕の曲を気に入ってくれるよ
うになったんだから」と応じている。


<参考資料:THE BEATLES RECORDING SESSIONS、、ビートルズ録音年表、
ジェフ・エメリック「ザ・ ビートルズ・サウンド 最後の真実」、Wikipedia、
The Guardian、Rolling Stone、ユニヴァーサル・ミュージック、他>

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