2014年9月10日水曜日

ベートーヴェンもぶっとぶかも?

「ベートーヴェンをぶっとばせ」(Roll Over Beethoven)はチャック・ベリー
作の小気味良いロックンロールである。
ビートルズの2枚目のアルバム「With the Beatles」でカバーされ有名になった。

1964年2月ビートルズのアメリカ初上陸で2つの会場でコンサートを行った時は、
ジョージ・ハリソンがボーカルをとるこの曲で始まった。
後にマウンテンもカバーしているがそちらはヘビーなアレンジが施されている。


閑話休題。

今回はベートーヴェンの話。

子供の頃、家にベートーヴェンの「大公トリオ」のレコードがあった。
発想が貧困な僕は、てんぷくトリオとかお笑い三人組を連想してしまい、何で
そんなふざけた題名になったのか不思議に思ったものだ。

正式な作品名は「ピアノ三重奏曲第7番」である。
ルドルフ大公に献呈された作品でピアノ三重奏団によって演奏されたため「大公
トリオ」という名称で親しまれるようになったらしい。


僕の愛聴盤はケンプ(ピアノ)、シェリング(バイオリン)、フルニエ(チェロ)
の三人による演奏で、上質かつ上品そして優雅である。
三人とも主張し過ぎない、お互いを尊重し合うかのように、寄り添うように丁寧
に音を紡いで行く。




それに対して、ルービンシュタイン(ピアノ)、ハイフェッツ(バイオリン)、フォイアマン(チェロ)の百万ドルトリオはまったく正反対と言える。
激しくぶつかり合う丁々発止の演奏はある意味ジャズっぽいかもしれない。

生で聴いていたら思わず「イエーイ!」と声をかけてしまいそうだ。
三人とも「ベートーヴェンをぶっとばせ」の意気込みで演奏していたりして?


2 件のコメント:

provia さんのコメント...

こんばんは。

クラシックにはあまり詳しくない私ですが、とても興味深く読ませて頂きました。

ずいぶん昔ですが仕事でドイツに行った時にベートーヴェン誕生の家を見に行きました。
それ以来なんとなくベートーヴェンが気になっていたのですが、ある日グルダのピアノソナタ(悲愴)を聞いて虜になりました。

もちろんこの曲は他のピアニストでも聞いてはいたのですが、あまり
入れ込む事も無く普通に聞いてました。

でも私にとってグルダの演奏はとても鮮烈に耳に残り、
これが本格的にクラシックを聞くきっかけになりました。

音楽は本当に良いですね。

イエロードッグ さんのコメント...

>proviaさん

ベートーヴェンのピアノソナタといえばグルダですよね。
この人はジャズの要素もあってアドリブをやったり、観客のリクエスト
に応えたりするとか。

確かピアノソナタはレーベルを変えて録音し直してるはずです。
十八番はまたやりたくなるものなのですかね。
グールドもゴールドベルグ変奏曲を録り直していました。
おっと、我らのチェットもそうですね♪

僕はベートーヴェンのピアノ=ケンプで餌付けされたのでいまだに
愛聴盤ですが、ケンプは端正、控えめで地味です。
グルダは以前聴いた時、鮮やかで華麗だという印象でした。
ベートーヴェンは重厚すぎる面もあるのでグルダのリズミカルな演奏
はいいです。

音楽の話は尽きませんね。僕もクラシックは疎いですけど。